結論から書きます。今回訪れた「横濱家系ラーメン宮里家」(千葉県八千代市)の「上ラーメン並+のりトッピング」は、いわゆる直系のガツンと来る醤油の主張とは少し違う、まろやかさと力強さが同居した完成度の高い一杯でした。
以下、背景と詳細を書いていきます。
この記事の内容をまとめると

7月1日(水)、午後3時前後というランチとディナーの狭間の時間帯に訪問しました。予想通り行列はなく、待ち時間ゼロでカウンターに座れたのはありがたい限りです。
吉村家直系ではなく「武蔵家系」
宮里家というと「〇〇家」の屋号から吉村家直系を連想する方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。八千代緑が丘駅近くにあるこの店は新中野武蔵家の系譜に連なる人気の家系ラーメン店で、武蔵家からぼうそう家、相馬家を経て宮里家へと受け継がれた流れとされています。つまり、吉村家から連なる「直系」とは別の血脈にあたるわけです。
この系譜の違いは、実際にスープを飲むとよく分かります。武蔵家系はもともと乳化した濃厚なスープとやや細めの麺が特徴とされており、宮里家もその設計思想を色濃く受け継いでいる印象でした。
まろやかさの奥に潜む力強さ

一口目、まず鶏油の香りが立ち上ります。スープ表面に浮く鶏油のまろやかさが最初に出迎え、飲み進めるとその奥から豚骨の動物感と醤油のキレやパンチが顔を覗かせてくる構成になっていました。丸みを帯びながらも一体感のある仕上がりで、なるほどこれが評判の理由かと納得させられました。
豚骨感がやや目立ちつつも、それが抑え目でバランス系に寄せられているという評もある通り、直系のように醤油が前面に飛び出してくるタイプではなく、豚骨のコクと醤油ダレが手を取り合って前に出てくる、そんな味わい設計だと感じました。
自分のように柏や東京寄りの尖った醤油感に慣れている家系ファンだと、最初は「あれ、思ったよりまろやかだな」と感じるかもしれません。ですが後半にかけてじわじわとパンチが効いてくるので、飲み干す頃には確かな満足感が残ります。九条ネギとの相性が良いという声も多く、次回はトッピングで試してみたいと思います。
酒井製麺で啜り心地が良いです
麺は家系の王道、酒井製麺を使用しています。平打ちタイプで弾力のある歯ごたえがあり、短めに仕上げられているぶん啜り心地が良く、最後まで気持ちよく啜りきれるのがこの麺の魅力だと思います。スープとの絡みも良好でした。もちっとした食感がしっかり残っていて、茹で加減も好印象です。
チャーシューとトッピング
チャーシューは、恐らくモモ肉を厚めにスライスした肉。燻製タイプで、肉感と香りの良さが感じられる仕上がりでした。脂身が少なく赤身主体なので、ご飯との相性も抜群です。ビールのつまみにしたくなる存在感があるという声も多く、今度は一杯やりながら訪れてみたいと思わせる一品でした。
ライスはセルフ式で無料です。スープをたっぷり吸ったのりとご飯の組み合わせは、家系の醍醐味そのもの。
まとめ
店名: 横濱家系ラーメン 宮里家
住所: 〒276-0046 千葉県八千代市大和田新田959-1
営業時間:11:00-0:00
定休日:なし
駐車場:あり
宮里家は、吉村家直系のガツンとした醤油感とは異なる、武蔵家系ならではのまろやかさと力強さを併せ持つ一杯でした。系譜を知って食べると、同じ「家系」でもここまで表情が違うのかと改めて実感できます。待ち時間なく、平日の昼下がりにふらっと立ち寄れるのも社会人にはありがたいポイントです。
次は、九条ネギや味噌ラーメンにも挑戦してみたいと思います。八千代方面にツーリングやドライブの際は、ぜひ立ち寄ってみてほしい一軒です。


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