【川崎市】川崎家 榎町店でネギらーめん+ライス小 | 尖らない旨さに脱帽した一杯

結論からいいます。「川崎家 榎町店」のネギらーめんは、「これぞ家系の完成形」と呼びたくなるバランス型の一杯でした。醤油とんこつ特有の主張の強さに頼らず、スープ・麺・チャーシューのどれもが高いレベルでまとまっていて、スープを飲み終えたあとに嫌味が残りません。しかも、朝ラーメンまでやっているというから、これは覚えておいて損はないお店です。

平日の15時ごろ、行列も待ち時間もない絶好のタイミングで訪問できました。

目次

お店の概要と系譜

川崎家は神奈川県川崎市川崎区に本店を構える横浜家系ラーメンの店で、今回訪れた榎町店はその支店にあたります。本店は平成3年(1991年)、榎町店は平成13年(2001年)の開業と、どちらも歴史のある老舗です。

家系ラーメンといえば「吉村家」を源流に、そこから独立していった店が枝分かれしていく世界ですが、AI(Claude)に川崎家の系譜を調べてもらった結果は、以下の通りでした。

  • 吉村家
  • 本牧家
  • 川崎家

かつて「家系御三家」と呼ばれた吉村家・本牧家・六角家のうち、本牧家出身にあたるのが川崎家です。本牧家系の流れを汲む店は、バランスを重視したクラシカルな味わいのところが多いと言われていますが、今回いただいた一杯もまさにその系譜を感じさせるものでした。

ちなみに「川崎家」からは、青物横丁の人気店「まこと家」なども輩出されているそうで、家系の歴史を語るうえで欠かせない一軒と言っていいと思います。

スープの感想

まず一口すすって驚いたのが、そのマイルドさです。家系ラーメンというと「豚骨の獣臭」「醤油ダレのパンチ」といった、尖った個性の味も多いですが、川崎家はそのどれもが突出していません。かといって「薄い」とか物足りないというわけでは決してなく、豚骨の旨みと醤油のキレがちょうどいい塩梅で溶け合っているという印象。

うんちくを一つ挟むと、家系ラーメンの評価軸は「どれだけ濃いか」に偏りがちなところがあります。しかし、本当に完成度の高いスープというのは、むしろ足し算より引き算の技術が問われるものだと個人的には思っています。その意味で、このスープは高次元でバランスが取れた、まさに「大人の一杯」でした。

麺の感想

麺は酒井製麺の平打ち中太麺。家系ではおなじみの製麺所ですが、特徴的な短目の麺のおかげでスープと絡みやすく、食べやすさは抜群。もちもちとした食感もしっかりあって、啜るたびに満足感があります。

チャーシューの感想

チャーシューは、燻製系ではなく煮豚と思われるタイプです。肉自体に厚みがしっかりあって食感も良く、噛むたびに肉の旨みが広がります。家系のチャーシューはパサつきがちな店もある中で、これは満足度の高い味でした。

のり・ほうれん草などトッピングについて

家系の定番、海苔のトッピングはお約束として外せないです。今回もライスにのせて巻いてみたり、麺と一緒にすすったりと、二通りの楽しみ方をして食しました。のりで巻いたご飯を頬張りながらスープを飲む、という家系ならではの「儀式」は、やはり楽しい。

ライスについて

今回は「ライス(小)」を注文しました。これがなかなかの一膳。控えめサイズを想像していたら、しっかりお腹に応える量で嬉しい誤算でした。しかも、漬物が添えられていて、この気配りがありがたい。ラーメンの合間に箸休め的に漬物をつまむと、また違った角度でスープの味を楽しめました。

まとめ

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