「え?その歳でバイクの免許?」・・・・・言われました。
50歳まぢかだったので、「昔乗ってた」という、いわゆる「リターンライダー」ならいざ知らず、まさかの教習所通いから始めるという意味では、みんな不思議に思ったのでしょう・・・。
いまさら・・・・なのか?

「50歳」ってなんとなく節目の年齢のように思えたんですよね。
未来を考えると「老後」の話が出てきて、何かするより、何もしない選択肢を考えるようになったりして。
「チャレンジするのに年齢関係ないでしょ」って思う割には、何もしていなかった40歳代だったような気がして。
「なんてもったいない時間を過ごしたのか・・・・」
と少し後悔したりもしていました。
ある日、急に思い出したのが、高校生のときに、いわゆる「3ない運動」でバイクの免許を取れなかったこと。
残念ながら、あまりお勉強が得意な学生ではなかったし、もともと小さい頃からクルマやバイクが大好きだったので、「バイクに乗ってみたい」と思ってました。
当時は、ホンダのNSR250RやヤマハのTZR250なんかが主流で、私が免許取れそうな年齢のときは、1990年前後だったので、NSR250Rはガルアームなんて、不思議な形のリアアームがあって、とっても魅力的で、欲しくて欲しくてたまらなかったです。
特にNSRは人気がありましたね。SPとかSEとかもあって、乾式クラッチのシャラシャラ音出しながら、信号待ちしているNSRにいつも熱視線でした(危ない人ですね・・・・)。
でも、そもそも「三ない運動」で、校則でも免許証の取得は禁止されていたし、なんだったら運転免許試験場に先生立ってましたから・・・・。
それでも、原付の免許だけはなんとかとったんですよね。
原付でもめちゃくちゃ楽しかった。
それまでは徒歩か自転車しか移動手段がなかったから、原付乗ったら「どこまででも行けるんじゃないか」って、本気で思ってました。
確か、ホンダのDIO 50 SPだったかな。
最後はどうしたんだろう・・・。忘れてしまいました。
それから約20年以上の時が流れて、「バイクの免許証とろう」です。
まずは家族に伝えましたが、みんな賛成(笑)
まぁ、とめても無駄と思われたのでしょうか?
長く乗ってきたクルマにおいて、幸いにも無事故という経歴もあり、バイク乗っても危ないことはしないと思ってくれたみたいです。
家族の同意が得られたのは、良かったです。
ひさびさの教習所は楽しかった

「どうせなら大型二輪免許を」と、あまり深く考えずに決めて、教習所を探しました。
大型二輪免許を一発で取得できるところ、身近には意外と少なく、コロナ過だったためか教習生が非常に多いらしく、自動車学校探しも入校も大変でした。
少し遠いですが、無事に教習所も決めて、それからというもの、平日は仕事、土日は教習所という生活が続きました。
コロナの影響もあって、みんなマスクしながら、プロテクター類も、使ったら消毒して、会話も最小限度で、無事に卒業となり、運転免許試験場で更新手続きをして、晴れてライダーとなりました。
そうそう、教習所で不思議なことが1点あったんですよね。
何の時間だったかを忘れてしまいましたが、その日は「実技」ではなく「学科」で、大型と中型の免許証を取得する人が集まっていました。
教官が場を和ませる目的だと思うのですが、「免許取ったら何のバイク乗るの?」なんて各自に聞いていて、「中型」免許取得中の「彼」は、免許取得後に乗るバイクについて、こう答えました。
「ハーレー乗るんですよ、すでに家にあるんです」
当時は、ハーレーは「大型」しかなくて・・・・、教官はこう答えました。
「君の目指す免許証だとハーレー乗れないよ」
「彼」、その後どうしたのだろう・・・・・。無事に「大型」も取得して、「ハーレー」に乗れていると良いのですが。
はじめて買ったバイクはカワサキZ H2

教習所の申し込み後、たまたまカワサキプラザがあるのを知って、行ってみました。
「いまどきはどんなバイクがあるのかな?」
なんて、思いながら行ったのですが、そこで「かっけぇぇぇぇぇ」と内心大声で叫んでしまったバイクが。
カワサキZ H2。
SEではなく、通常モデルだったので、真っ黒な車体に悪い顔(フロントまわりのこと)、全体の感じや雰囲気がかっこよかったんですよね。
「まだ免許持ってないけど、これ買います!」
意外とそういう人、多いそうです。
店員さんも慣れたもんで、
「免許取得できるまで、預かっておきますね」
なんて、言ってくれて。
実は教習所に行く際、必ずそのカワサキプラザの前を通ります。
教習所のバスで通り過ぎるだけなので、お店の中まで見えなかったけど、取っておいてくれてると思うだけで、教習所通うモチベーションになってましたね。
そこから、Z H2の主治医として、長いお付き合いの始まりです。
まとめ

最近は高齢者ドライバーが問題となるケースが多く、免許証返納が議論になるときもあります。
でも、まだ50歳。
若くはないにしても、弱っている自分も受け入れて、行動ができる器の深さはもっているつもり。
だから、「え?」って周りに言われても、バイクに乗りたいという、強い気持ちがあるのなら、ぜひトライすべきだと思います。
現在アクティブであるライダーの平均年齢は、40代後半から50代とも言われています。
もちろん長いキャリアをもったライダーさんたちだと思いますので、いきなり免許証取り立てが並ぶことはできないかもしれないけど、その分、誰よりも安全に配慮して楽しむ気持ちをもてれば、それで十分だと思います。
ぜひ、これからもオートバイを通して、人生がより豊かになればななんて思いました。
いちご屋ブログを通して、
「バイクって楽しそうだな」
「バイク乗ろう!」
「バイクでもっともっと楽しもう!」
なんて思ってもらえるよう、がんばりたいと思います。
ぜひ、一緒に人生をドライブしましょう。
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