先日、千葉県我孫子市にある本格的な家系ラーメン店、「横浜らーめん寿三家(ことみや)」を訪れました。家系ラーメン好きなら誰もが知る名店の系譜を継ぐこの店で、今回は店主のこだわりが光る「六角家イズムライト豚骨」を堪能してきました。
家系御三家「六角家」の味を受け継いで
まず特筆すべきは、寿三家の確かな系譜です。
ネットで調べた情報ではありますが、寿三家は、横浜家系御三家の一つに数えられる名店「六角家」で、8年もの長きにわたり修業を積んだ店主が、その後に東京・台東区で姉妹店として独立したのが始まりです。10年にわたり多くのラーメンファンを唸らせた後、現在の千葉県我孫子市に移転されたそうです。
つまり、寿三家は「六角家」の直系(または直系に準ずる流れ)の味と魂を受け継ぐ、六角家系譜の貴重なお店といえると思います。六角家系譜のラーメンは、豚骨の旨味と鶏油をしっかり感じさせつつ、醤油とのバランスが取れた「クラシック系」「オールドスタイル」とも呼ばれる味わいが特徴です。
豚骨醤油か、六角家イズムライト豚骨か
寿三家では、スープを以下の2種類から選ぶことができます。
- 豚骨醤油:濃厚でしっかりとした家系らしい王道の豚骨醤油スープ。
- 六角家イズムライト豚骨:六角家イズムを継承し仕上げたスープ。

今回は、このお店の出自をより深く味わいたいと考え、迷わず「六角家イズムライト豚骨ラーメン(並)」を選択し、海苔をトッピングしました。
「ライト豚骨」に込められた六角家の魂
出てきた一杯は、まさに六角家系譜の王道を感じさせるビジュアル。たっぷりとかけられた鶏油がスープの表面を覆い、熱々を保っています。
一口スープを啜ると、その名の通り「ライト」でありながらも、豚骨の出汁が持つ深い旨味がしっかりと舌に伝わってきます。獣臭さはなく洗練されているものの、家系らしい力強さは健在です。醤油ダレは強すぎず、豚骨のコクと絶妙なバランスを保っています。このバランス型の味わいこそが、六角家系譜の真骨頂と言えるでしょう。
遠目で厨房を拝見し、麺箱の記載から家系御用達の酒井製麺のようです。テボ茹で、モチモチとした食感の中太麺が、ライトながらもコクのあるスープによく絡みます。
具材は、モモと思われる大判チャーシュー、ほうれん草もあって、家系ラーメンのセオリー通り。特にチャーシューはクラシックな家系の味で、スープとの相性も抜群でした。
まとめ
店名: 横浜らーめん 寿三家
住所: 〒270-1153 千葉県我孫子市緑2丁目11-33
営業時間:11:30-14:30,18:00-22:00
定休日:火曜日(祭日等により変更の場合もあるのでSNSで確認をおすすめします!
駐車場:あり(店舗裏、数台)
千葉県の我孫子市という地で、「横浜らーめん寿三家」は、家系御三家「六角家」の伝統的な味わいとイズムを今に伝える貴重な存在です。特に「六角家イズムライト豚骨」は、クラシックな家系ラーメンが好きな方にはたまらない一杯でしょう。
濃厚な豚骨醤油も魅力的ですが、この店の歴史を感じるためにも、ぜひ「六角家イズムライト豚骨」を味わってみてください。家系ラーメンの歴史と伝統が詰まった、奥深い一杯に出会えるはずです。


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